高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(24/5/4.5)
【土曜京都11R 京都新聞杯(G2)】
★ジューンテイク(牡 2021 父キズナ 母父シンボリクリスエス)
◎成績:[3.1.0.5]~京都新聞杯(G2)
◎牝系:FNo.10-e(極軽系)~母アドマイヤサブリナ、兄弟ジューンベロシティ(東京ジャンプS)、ジューンオレンジ(フィリーズR3着)、近親ペールギュント(デイリー杯2歳S)、ミッキースワロー(セントライト記念)、デビルズブライド(カムリーS)、トーセンガーネット(浦和桜花賞、東京プリンセス賞)、カイル(東京ダービー)、ツィンクルブライド(桜花賞2着)、フェリシタル(京成杯3着)
◎コメント:指数は上々。軽馬場&ドスローの最内枠から脚を溜め、極軽系FNらしい斬れをフル活用。
【土曜東京11R プリンシパルS】
★ダノンエアズロック(牡 2021 父モーリス 母父Fastnet Rock)
◎成績:[3.0.0.1]
◎牝系:FNo.6-e(極軽系)~母モシーン(クラウンオークス)、兄弟プリモシーン(関屋記念)、近親Might and Power(メルボルンC、コックスプレート)、Beauty Parlour(仏1000ギニー)、Lucky Owners(香港マイル)、Time for War(サイアーズプロデュースS)、Hiflyer(トンプソンH)
◎コメント:指数はイマイチ。大外枠もモレイラJなら問題なく、スローの高速上がりですかさず反撃。
【日曜新潟11R 新潟大賞典(G3)】
★ヤマニンサルバム(牡 2019 父イスラボニータ 母父ホワイトマズル)
◎成績:[7.4.4.7]~中日新聞杯(G3)、新潟大賞典(G3)
◎牝系:FNo.10-d(極軽系)~母ヤマニンエマイユ(NSTオープン)、近親ワンオブアクライン(オークリーフS)、ヤマニンザナドゥ(4牝特西3着)
◎コメント:指数はまずまず。大外枠からでもスロー逃げに恵まれ、実績通りに。
【日曜東京11R NHMマイルC(G1)】
★ジャンタルマンタル(牡 2021 父Palace Malice 母父Wilburn)
◎成績:[4.1.1.0]~朝日杯FS(G1)、NHMマイルC(G1)、デイリー杯2歳S(G2)
◎牝系:FNo.9-e(バランス系)~母インディアマントゥアナ(レッドカーペットH)
◎コメント:指数は上々。皐月賞3着で指数の裏付けを得て、正攻法の競馬で渋太さをフル活用して圧倒。
【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。