高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(23/11/18.19)
【土曜東京11R 東京スポーツ杯2歳S(G2)】
★シュトラウス(牡 2021 父モーリス 母父アドマイヤベガ)
◎成績:[2.0.1.0]~東スポ杯2歳S(G2)
◎牝系:FNo.4-m(バランス系)~母ブルーメンブラット(マイルCS)、兄弟ブルメンダール(清秋ジャンプS)、フォラブリューテ(紅梅S)、近親ジョイフルハート(北海道スプリントC)、ジルグリッター(戸塚記念)
◎コメント:指数はイマイチ。淀みない流れで先行して渋太さをフル活用したが、上がり要した割に他が差し込めなさ過ぎ。
【土曜京都11R アンドロメダS】
★ディープモンスター(牡 2018 父ディープインパクト 母父Bellamy Road)
◎成績:[5.3.1.6]
◎牝系:FNo.15-d(極軽系)~母シスタリーラヴ(ダブルドッグデアS)、兄弟ダノンアレー(毎日杯3着)、近親Dixie Brass(メトロポリタンH)、Parranda(シンガポールC)、Odyle(サンフェリペS)、Jackson(ワールドオブトラブルSS)
◎コメント:指数はボチボチ。渋い馬場も大外枠も不向きだが、渋い馬場なら大外枠が良かった。
【日曜福島11R 福島民友C】
★ワールドタキオン(牡 2018 父アジアエクスプレス 母父フサイチコンコルド)
◎成績:[8.2.2.3]
◎牝系:FNo.3-l(極軽系)~母アナコンダ、近親ホッカイマーカム(ナッキージャンプS)
◎コメント:指数は上々。3号族極軽系らしく、相手弱化&軽馬場ですかさず反撃。
【日曜京都11R マイルチャンピオンシップ(G1)】
★ナミュール(牝 2019 父ハービンジャー 母父ダイワメジャー)
◎成績:[5.2.1.5]~マイルCS(G1)、チューリップ賞(G2)、富士S(G3)
◎牝系:FNo.7-d(地力系)~母サンブルエミューズ(フェアリーS3着)、兄弟ラヴェル(アルテミスS)、ヴェスターヴァルト(ファルコンS3着)、近親キョウエイマーチ(桜花賞)、マルシュロレーヌ(BCディスタフ)、バーデンヴァイラー(マーキュリーC)、トライアンフマーチ(皐月賞2着)、アヴニールマルシェ(東スポ杯2歳S2着)、サンブルエミューズ(フェアリーS3着)
◎コメント:指数は水準。高速上がりもタフなコース状態な分、ゴール寸前で差し競馬に。
【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。