高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(23/3/18.19)


【土曜中京11R ファルコンS(G3)】
★タマモブラックタイ(牡 2020 父デクラレーションオブウォー 母父ブラックタイド)
◎成績:[3.1.0.3]~ファルコンS(G3)
◎牝系:FNo.2-f(極軽系)~母タマモイヤリング、近親アースソニック(京阪杯)、タマモダイヤモンド(オータムSS)、タマモブリリアン(バーデンバーデンC)
◎コメント:指数は上々。道悪疑問も好発から流れに乗り、直線ラチ沿いへ潜り込む好騎乗で押し切った。

【土曜中山11R フラワーC(G3)】
★エミュー(牝 2020 父ハービンジャー 母父スペシャルウィーク)
◎成績:[3.0.0.3]~フラワーC(G3)
◎牝系:FNo.9-b(バランス系)~母スーリール、近親Southern Tradition(パッカーアップS)、Ski Dancer(ラスシエネガスH)
◎コメント:指数はイマイチ。極悪非道馬場の消耗戦でケツからイーアシ使うあたりが、バランス系のハービンジャー牝駒。

【日曜阪神11R 阪神大賞典(G2)】
★ジャスティンパレス(牡 2019 父ディープインパクト 母父Royal Anthem)
◎成績:[4.1.1.3]~神戸新聞杯(G2)、阪神大賞典(G2)
◎牝系:FNo.2-s(極軽系)~母パレスルーマー、兄弟アイアンバローズ(阪神大賞典2着)、近親Palace Malice(ベルモントS)、Rail Trip(ハリウッドGC)
◎コメント:指数は水準。馬場回復し、スローの好位内で脚を溜め、極軽系らしい斬れで抜け出した。

【日曜中山11R スプリングS(G2)】
★ベラジオオペラ(牡 2020 父ロードカナロア 母父ハービンジャー)
◎成績:[3.0.0.0]~スプリングS(G2)
◎牝系:FNo.4-r(バランス系)~母エアルーティーン、近親エアシャカール(皐月賞菊花賞)、エアメサイア(秋華賞)、エアシェイディ(AJCC)、エアソミュール(毎日王冠)、エアスピネル(デイリー杯2歳S)、エアデジャヴー(クイーンS)、エアアンセム(函館記念)、エアウィンザー(チャレンジC)、サトノヘリオス(スプリングS3着)、エアロロノア(リゲルS)
◎コメント:指数はボチボチ。速い脚に欠けるものの、道悪&Hペースを利して、中団からナタ斬れを披露。


【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。


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