高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(23/9/16-18)
【土曜阪神9R ききょうS】
★クイックバイオ(牝 2021 父ブリックスアンドモルタル 母父ゼンノロブロイ)
◎成績:[2.0.0.1]
◎牝系:FNo.19(バランス系)~母アニメイトバイオ(ローズS)、兄弟パイオニアバイオ(フローラS2着)、ビッククインバイオ(新潟2歳S3着)、近親レインボーライン(天皇賞春)、セキテイリュウオー(金杯東)、エースインザレース(兵庫ジュニアGP)、ホーマンフリップ(ファンタジーS2着)、メイショウウズマサ(プロキオンS3着)、シルクウィザード(福山スプリントC)
◎コメント:指数は平凡。例年通りの低指数だが、血統的には奥深い好血。
【日曜阪神11R ローズS(G2)】
★マスクトディーヴァ(牝 2020 父ルーラーシップ 母父ディープインパクト)
◎成績:[3.0.0.1]~ローズS(G2)
◎牝系:FNo.4-r(バランス系)~母マスクオフ、兄弟トゥーフェイス(オクトーバーS3着)、近親コイウタ(ヴィクトリアM)、ヴァインゴールド(ガーデニアS)、Phantom Jet(タンパベイダービー)、ビハインドザマスク(セントウルS)、サンライズソア(平安S)、レッドアネモス(クイーンS)、アグネスアーク(秋天2着)、ベールドインパクト(京都新聞杯2着)、ユラノト(根岸S2着)、オメガヴェンデッタ(阪急杯2着)、マスクトヒーロー(マーチS3着)、タイセイサミット(毎日杯3着)、ミッキーラブソング(京都金杯3着)、ゴールドディスク(アイビーS)、ゴッドセレクション(伏竜S)、スウィングベル(珊瑚冠賞)、ドリームカトラス(くろゆり賞)、ベラジオソノダラブ(菊水賞)、タガノファジョーロ(佐賀王冠賞)
◎コメント:高指数。春と馬体重は同じでも芯が通った印象で、直線向いて追われて抜け出す脚が速かった。
【日曜中山11R ラジオ日本賞】
★ウィリアムバローズ(牡 2018 父ミッキーアイル 母父シンボリクリスエス)
◎成績:[6.5.0.4]
◎牝系:FNo.1-k(地力系)~母ダイアナバローズ(紫苑S)、近親Under Your Spell(アランロバートソンCS)、Sarah Lynx(カナディアン国際S)、Fleur Royale(プリティーポリーS)、Oiseau Rare(ロワイヤリュー賞)、Meeznah(パークヒルS)、Steel Princess(クレオパトル賞)、Sugar Boy(ベット365クラシックトライアル)、Witchcraft(ゴールドサークルオークス)、Steel Prince(ジーロングC)、Counterparty Risk(エンデバーS)、オーヴェール(ラベンダー賞)、グローリアスライブ(留守杯日高賞)
◎コメント:指数はイマイチ。適正範囲内の淀みないラップの逃げで、能力通りの決着に持ち込んだ。
【月曜中山11R セントライト記念(G2)】
★レーベンスティール(牡 2020 父リアルスティール 母父トウカイテイオー)
◎成績:[3.2.1.0]~セントライト記念(G2)
◎牝系:FNo.5(地力系)~母トウカイライフ、兄弟ルーチェデラヴィタ(コスモス賞)、近親オールマイウェイ(盛岡かきつばた賞)
◎コメント:指数はボチボチ。能力上位の上、乗り替わってスムーズに運び、高速上がりでもアッサリ風味で抜け出した。
【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。