高柳誠二の「注目レース勝ち馬の牝系解説」(23/3/11.12)


【土曜中山11R 中山牝馬S(G3)】
★スルーセブンシーズ(牝 2018 父ドリームジャーニー 母父クロフネ)
◎成績:[4.2.2.3]~中山牝馬S(G3)
◎牝系:FNo.8-h(極軽系)~母マイティースルー、兄弟パッシングスルー(紫苑S)、シェダル(摂津盃)、近親Over All(スピナウェイS)、American Theorem(ビングクロスビーS)、For All We Know(レイヴンランS)、Repletion(クイーンズカウンティH)、Necessary Evil(ハリウッドJCSS)、Mighty Caroline(ソレントS)、Sergei Prokofiev(コーンウォリスS)、Jean Elizabeth(オンタリオファッションS)、スルーレート(フラワーC2着)、ブルミラコロ(サマーチャンピオン2着)、ハクサンルドルフ(エプソムC2着)、ハイアーレート(札幌2歳S3着)
◎コメント:指数は上々。中山の軽馬場向きの一族で、高速上がりを楽々と差し切る。

【日曜中京11R 金鯱賞(G2)】
★プログノーシス(牡 2018 父ディープインパクト 母父Observatory)
◎成績:[5.1.1.1]~金鯱賞(G2)
◎牝系:FNo.14-c(バランス系)~母ヴェルダ、兄弟Vorda(チェヴァリーパークS)、近親Val d'Erica(伊オークス)、Artan(伊共和国大統領賞)
◎コメント:指数はまずまず。大外枠から想定通りのスローでも折り合い、持ち味の末脚炸裂。

【日曜阪神11R フィリーズレビュー(G2)】
★シングザットソング(牝 2020 父ドゥラメンテ 母父My Golden Song)
◎成績:[2.0.1.1]~フィリーズR(G2)
◎牝系:FNo.20(極軽系)~母ザガールインザットソング(ラカニャーダS)、近親Alysheba(米2冠BCクラシック)、Alysbelle(ラカニャーダS)、マチカネキンノホシ(AJCC)、マチカネニホンバレ(エルムS)、Fiftyshadesofgold(エイトベルズS)、サトノティターン(マーチS)、Red Ghost(ミスプリークネスS)
◎コメント:指数は水準。極軽血統らしい速い脚で抜け出して、着差以上の内容。

【日曜中山11R アネモネS】
★トーセンローリエ(牝 2020 父サトノクラウン 母父メイショウサムソン)
◎成績:[3.2.0.0]
◎牝系:FNo.22-d(地力系)~母トーセンナチュラル、近親クラフトワーク(AJCC)、クラフトマンシップ(函館記念)
◎コメント:指数は水準。桜花賞では斬れ負けを懸念も、夏の北海道のクイーンSなら全力で。


【注目レース勝ち馬の牝系解説とは】
先週行われたレースの中から、注目度の高いレースをピックアップし、牝系を解説します。
牝系とは母方の血統のことで、19世紀にブルース・ロウが考案したファミリーナンバーを元に、高柳氏が「地力系」「バランス系」「極軽系」に三分類。勝ち馬がどの系統に分類されるかでレース傾向を探ります。
さらに勝ち馬の近親馬を列記することで、その牝系の特色をつかむことができます。
また「高柳式スピード指数」によるレースレベルの評価も記載してしていますので、ぜひ参考にしてください。


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